2010年10月26日火曜日

探すのをやめたとき愛はみつかる

『探すのをやめたとき愛はみつかる―人生を美しく変える四つの質問』

バイロン・ケイティの名前を知ったのは、ツィッターのタイムラインを通してでした。
彼女は長いうつ病生活の中で、ある朝突然「自分を苦しめていたのは現実ではなく、自分の思考である」という気づきに導かれた人で、そこから「ワーク」と呼ばれる“4つの質問”を考え出しました。
それはとてもシンプルで、あなたや誰かが苦しい思考を抱いたとき、

・それは本当でしょうか?
・その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
・そう考えるとき、あなたはどのように反応しますか? 何が起きますか?
・その考えがなければ、あなたはどうなりますか?


と自分や相手に問いかけていくだけのもの。そして、この問いかけの後、「問いの置き換え」をやって、思考を更にたんねんに調べて、偏りに気づいて平安を見出してく・・・というものです。

その「ワーク」のやり方やワークシートは、何と無料で、(しかも日本語訳で)PDF形式で
バイロン・ケイティのHPからダウンロード出来ます(HPのトップページ左下)。

それで私も早速ダウンロードして、この「4つの質問」にトライしてみたのですが、最初は正直ピンときませんでした。「だから何?」という感じだったのです。「これをやっても、私は全然いい気分にならないし、問題が解決したようにも思えないんですけど」と。

でも「ワーク」を実践するうちに、ケイティのワークは奇跡を起こすのではなく、ただ「自分の思考が偏った現実の見方をしていることにひたすら気づいていく」ワークであり、その気づきによって、笑い出すほどすぐに問題が解決することもあれば、自分の信じているものをなかなか手放せないこともあるだろうしで、「それはそれ」なんだなということがよくわかってきました。でも繰り返し4つの質問を行ううちに、どんどん気づきや手放しは早くなっていくのではないかと思います。

先日公式ファシリテーターのティムさんにヘルプラインでワークをやってもらったのですが、ピンとこないという人は、一度第三者にやってもらうと客観的に自分を見てワークするコツがわかり、更にいいかも知れません。

この『探すのをやめたとき愛はみつかる―人生を美しく変える四つの質問』を読むと、更に色々なことがわかりました。この本では特に「愛」と「認めてもらいたい」気持ちについて詳しく書いてあるのですが、本書を読むとこの2つを人に求めることが、いかに私達の思考に影響を与え、私達を苦しめているかがよくわかります。
irise(イリゼ)HP エンジェルチャネリングセッション、エンジェル瞑想