2012年6月6日水曜日

最近読んでとても面白かった本 『夢で会える 体外離脱入門』

長文ですが仕方ありません。この『夢で会える 体外離脱入門―誰でも異次元探訪できる』という本、久々に「面白~!!」と思いながら読んだ本だからです。

題名どおり、著者の体験を通した明晰夢と体外離脱について書かれた本ですが、実を言うと、私は体外離脱にも明晰夢にもヘミシンクにもそんなに興味がないのです(ちなみに、この本はヘミシンクを使いながら体外離脱することについて書かれた本ではないです)。

でも知人のセラピストさんがこちらの本を絶賛していたこと、書店で手に取って何かピピッとくるところがあったので、購入して読んでみました。

感想としては、なるほどと思ったり感心したり共感できるところが多々あり、難解でもなく、わかりやすく、そして注意深く書かれている感じが伝わってきてとても良かったです。別の次元と同調していくことについて書いてある本のなかでは、『オープニング・トゥ・チャネル』(これはガイドさんと出会うことについての本ですが)以来に、読んでよかったと思えた本でした。

私のように体外離脱や明晰夢にはあまり興味がないけど、非物質世界に多少なりとも関心がある・かかわっている…という人も、読むと得るものもあるんじゃないかなぁと思います。

そして実のところ、読んでも体外離脱や明晰夢には未だそんなに強烈には関心がない私なんですが(すみません…)、著者がこの本を通して語っている、人間は多次元の存在であることや、体外離脱や明晰夢は、現実世界の意識の「集合点」が多次元の自分の意識の「集合点」と「共鳴」している状態であると考えられることや(難しそうですが、本のなかではとてもわかりやすく説明してあります)、

これらの体験は決して特別なことではなく、凄くも偉くもなく特別な能力でもないから他人に自慢するようなことでもないこと、大切なことは体験そのものではなく、この体験から得たことを人生に活かしていくこと、大事なのは「根気」と、その根気を支える「意図」であること、向上心と目的意識を常に持ち続けること、これは自分の想像ではないかという疑いは、少しずつ「出来ている」とわかる体験を増やしていくことで確信に強めていくこと…などは、私がエンジェルやスピリットなどの非物質世界との繋がりを通して感じていたものや学んだこと教えようとしていることとも通じて、なるほどと思えたり共感できる箇所が色々ありました。

本の中で、著者が体外離脱を通して亡くなった義理のお母様に会われた時の体験が書いてあるのですが、私はミディアムシップを行っていると、亡くなった人はなんだか独特の暮らしをしているようだな~という不思議な感覚がずっとあったんです。

亡くなった方は、家の中にいらっしゃって生活をしているような人もいるのだけど、生前の家族と住んでいる訳でもなさそうな人もいたり、生前仲が良ければ、死後も夫婦で暮らしているようだったり、光の中からスーッと現れたり、色々な感じがするんだけど…と不思議に思っていたんですが、著者が体外離脱を通して義理のお母様に会われた体験談は、妙~に、「ああ、そうなっているのか」と納得できるものでした。

明晰夢で渥美清さんが出てきて、死後の世界について著者に説明していた箇所も、「やっぱり、そうなのか」と納得できるところがありました。著者は亡くなった人やガイドさんだけでなく、宇宙人や未来世の自分にも会っています。

第四章の「明晰夢を見る方法」など、夢の中で「これは夢である」と気づけるようになるには、現実の生活の中でも常に「これは、夢ではないか?」と疑う癖をつけること、夢日記をつけ続けることで自分の夢の「パターン」がわかり、夢の中で夢だと気づけるようになる…などと書かれてあって、まるで『インセプション』の世界だな~と思いました。体外離脱で空を飛んだり、逆に「思い込み」が邪魔してガラス戸にぶつかってしまうなどは『マトリックス』みたいです。

また、明晰夢のなかでインセプションのように夢をある程度自分で創造できるようになっていくと、現実もまた自分の意識の創造なのだと強く感じるようになるというのも納得でした(肉体があるから時間がかかるだけ)。

そして夢には「カルマの夢」と「光明の夢」があり、後者は人生に大きなインスピレーションや洞察を与えてくれる夢で、著者は明晰夢や体外離脱を通して、この「光明の夢」をぜひ体験していだきたいそうです。私にとって「光明の夢」とは、時に瞑想やセッションの中で天使やスピリット達によって驚くべき体験をする時のことに近いのかなと思います。

著者の最近の変化や取り組んでいること、2012年以降に必要になっていくことのガイドさん達からのメッセージも素晴らしいことだなぁと思いました。

こうしたことって、精神世界やニューエイジに関心がある人のなかでも、「それを知って何になるの!?」と思う人も多いかも知れませんよね。それを知ることが現実の私の世界に何か影響を与えるのかと。

確かにそうかも知れません。でもこの本を読んでいると、これからは「今ここ」だけでは何か新しいパラダイムにそぐわない。「今私がいるこの次元も、ひとつの次元に過ぎない」のであり、「今ここにいて、あらゆる次元にいる」のであり、「そしてあらゆる次元もすべては一つであり、神は自分である」ということを、(哲学ではなく)スピリチュアルに知っていくことは、これから非常に重要なテーマになるのかも…と思ったりもします。まだ私もうまく説明できないんですけどね。

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