2011年10月16日日曜日

「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」はリアル

既に日本でも紹介されて随分経つドラマで、DVDも出ているし観たことのある方も多いと思うので「今更かなー」とも思ってしまうのですが、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」は“クレアでメッセージが送られてくるってどういうこと!?”を知りたければ、とても参考になるドラマです。

このドラマでヒロインのアリソンは、必ず最初に夢を通して事件につながるメッセージを受け取ります(基本悪夢なので気の毒ですが・・・)。夢ですから当然暗示に満ちており、はっきりしないところや辻褄の合わないところも多く、「そもそも正夢なのか」という左脳では判断出来ない要素も多分に含んだ状態で物語はスタートします。

ドラマではサイキック能力を駆使してアリソンが事件を解決していく様が描かれていくのですが、この過程で夢を解くヒントが、アリソンの周囲の様々な事象を通してシンクロのようにばらまかれています。それをキャッチしなくては次に進まないところもとってもリアルなんです。日常で起こる事に、感覚を研ぎ澄ませておく必要があるのですね。

私が面白いなぁと思ったのは、シーズン2に、夢といってもビジョンではなく、アリソンの頭の中で音楽が鳴り止まない(目が覚めても激しいダンスミュージックが頭の中で鳴り続けている)回があったこと。この時彼女はクレアオーディエンス(霊聴)でメッセージを受け取ったということになりますね。

困ったアリソンが大学教授に助けてもらおうとして大学に行くと、そこに来てはじめて、行方不明になった女子大生がアリソンに自分のことを知らせようとして、その音楽を鳴らしていたことがわかってきます(アリソンは何故こんな事が自分に起きているのか、最初はまったくわからない)。キャッチしたら行動しなくては展開していかないのです。

この回でアリソンは飛行機事故の夢も何度も観ているのですが、この回を観た方ならあの夢が事件とアリソンの私生活にどのように絡んでいたか、かなりひねりが効いていたことを思い出されると思います。
またアリソンは事件解決に関しては素晴らしい能力を発揮しても、時に夢に含まれていた比喩や暗示をそのままに解釈し、家族や周囲を巻き込んで大騒ぎになってしまうこともありますし、夫婦関係や家族のことに関しては特にわからなくなる・判断が鈍ることがあり、これもいかにもリアルな感じで面白いのです。


余談:アリソン・デュボアは架空の存在ではなく、本当にアメリカにがいらっしゃる方でこのドラマは彼女の体験がベースになっていますが(来日して、本も出ていますね)、最近彼女はあるリアリティーショーに出演したのをきっかけに、アメリカではもの凄いビッチとして嫌われているようです(日本でたとえるなら・・・沢尻エリカぐらいみたい ^^;)。でもドラマのほうはよく出来ていて面白いですよ。

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