2011年9月16日金曜日

信頼というレッスン

ここ何年かの自分の活動を振り返ってみて一番辛かったのは、2009年冬~2010年春くらいにかけて、占星術からエンジェルへの切り替えがなかなかスムーズにいかなった時期でした。

ここを読んでいる方のなかには最近になって私のことをご存知になった方もいらっしゃるかも知れませんが、私はエンジェルの前は何年も西洋占星術をやっていて、以前はアストロロジャーでしたしホロスコープリーディングの依頼も受けていました。

でも2008年にエンジェルに出会い、その衝撃が強くだんだんエンジェル一本に絞りたくなってきたのです。両立することは必ずしも不可能ではないのかも知れませんが、私にはどうしてもしっくりきませんでした。なかなか分かってもらいにくいのですが、ホロスコープを読むときに使うエネルギーと、エンジェルからメッセージを受け取るときに使うエネルギーは違います。受け取れるものも、共に気づきがありますが両者は少し違うのです。

エンジェルへの愛と情熱が燃えさかっていましたが、同時に戸惑いと、長年親しんでいた占星術を手放していくことへの恐れ、迷い、プレッシャーも、自分で思う以上に強くのしかかっていたのだと思います。エンジェルに変えたら占星術のお客様は離れてしまうかも知れないし、お金もどうなるか心配でした。

そうした中でとにかく早く変えたい、とにかく早く自分の望むように状況を変えたいと思っていたので、少しでも時間がかかればもの凄く時間がかかっているような気持ちになっていたし、何故エンジェルはサポートしてくれないのだろうか、スイスイといかないのは間違った道を歩んでいるからかしら!? などと考え一時期かなり落ち込んでしまいました。

でも今振り返れば、私はあの時期あまりにも焦りすぎて強引に物事を動かそうとしていたし、物事がなかなか思うように進まない理由は、様々な恐れを抱えている自分にも確かに原因があったのです。「なかなか状況が変化しない」理由は、やっぱり心のどこかで完全に変わることへの抵抗が私にあったのです。

そして「自分の思うようなスピードで、自分の思うように物事が進んで欲しい」と思うことは、間違いなくエゴからきていることが今ではわかります。でも「自分の思うようにじゃなくても最善に導かれる」と信頼できる余裕は、当時の私にはありませんでした。

私はこの時期の体験から、一見時間がかかったり物事の全体像が見えず混沌としているような時も、信頼してしばらく待ってみることの大切さを学びましたし(この時期に何が起きているのか静かに考えるのは良いことですが、分析しすぎるのはあまり健康的でないと思う)、
また、物事が「聖なる導きの配慮」というより自分の恐れによって停滞しているように感じる時は、リスクがあっても心の声にしたがってチャレンジしてみなければ打破できないことも学びました。


霊的成長の道で一番大事なのは信頼ではないか・・・少なくとも私にはそうであるように感じます。信頼して委ねる・信頼してやってみる。

よく自力と他力といいますが、このバランスって凄く大事ですよね。消極的な他力は何も生み出さないですが、自力によってまるで神様と取引するみたいに幸せを求めても、そうはいかないこともあるんだと思います。こういう時は信頼が揺らぐのですが、それを乗り越えると、また聖なるものへの深い信頼が自分の中に生まれてくるのだと思います。

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