2013年6月15日土曜日

「神智学入門-古代の叡智を求めて」

『神智学入門―古代の叡智を求めて』
先日読み終えた本です。
最近、精神世界やニューエイジの基本の「き」になっている部分をもっとしっかり勉強しなくては…と強く感じていて、それは究極には世界中の宗教になってしまいますが、より近いところで神智学、英国スピリチュアリズムの教え、その系譜で出ている古典と呼ばれているようなものは読んでおきたいと思っています。

特に神智学は重要ですが、ブラヴァツキー夫人やアリス・ベイリーをいきなり読むのは腰が引けるため、まずはとアマゾンのカスタマーレビューで評価も高かったこちらの入門書を読んでみました。

翻訳書ですが、文体が昔風なので、かなり古い本の翻訳なのだろうと思ったら初版(海外での)が1915年(大正4年)でした…。

しかし本著のあとがきにも書いてあるように内容は全く古さを感じさせないもので、「ニューエイジまで続く精神世界の基本的な考えが全部ここに既にあるな」とちょっと驚いてしまいました。

例えば私が昔読んで「凄い本だなぁ」と思ったバーバラ・ブレナンの本なども、根底には神智学から得た知もあるように感じました。
それを思うと、ダスカロスの教えは更に独自というか独立していて、ああ~本当に凄い方が約20年前までは生きていたのだなと改めて思いました。ダスカロスは何といっても「エレメンタル」の発想が刺激的ですよね。

今こうやって神智学の入門書を読むのは、古典を読まず現代の人気作家の本ばかり読んでいたような感じで、正直、恥ずかしくもあります。もっと知識の偏りを埋めなければ…。
神智学というと何といっても「大師(マスター)」「グレート・ホワイト・ブラザーフッド」が有名ですが、そこについてはこの本には特に入り込んだ説明はありませんのであしからずです。