2013年5月5日日曜日

須藤元気『やりたい事をすべてやる方法』

「オーラの泉」にゲスト出演した回を観て以来、ずっと注目している須藤元気さん。このGW中に彼の新刊 『やりたい事をすべてやる方法』を読んだので、その感想です。

彼の本は続々と出るので全ては読んでいませんが、ユーモアのセンスがあって面白いですよね。ルハン・マトゥスとの交流について書かれた前作『自分が変われば世界が変わる~呪術師ルハン・マトゥスの教え』
も(Amazonでの評価は今イチですが)私は好きでした。

格闘家から作家・タレント的活動に移行し、そして気づいたらいつの間にか音楽業界にも進出し、WORLD ORDERというダンスパフォーマンス集団で武道館ライブを行っている元気君。どうしてこんなにスマートに変わっていけるのか、いつも感心&不思議に思っていました。

「変幻自在のトリックスター」と呼ばれる彼だけど、やっていることの芯には常に一貫した熱いものがあります。その時その時の流行ものに軽薄に飛びついている訳でもないし、空っぽのマジックでもない。

この本は、格闘技をやっていた人がテクノミュージックを歌いながらロボットダンスをして武道館を埋めてしまうという、普通ありえない&なかなか実現しそうにないコースをどうやって形にしていったかを、彼の思考や行動を中心に、自己啓発の本としてわかりやすくまとめた内容です。個人的には彼の戦略型プロデューサー気質な部分が(自分には欠けがちなので)興味深かったです。

彼のように自己啓発だけでなくスピリチュアルな世界もさらりと取り入れ、たくさんの人を触発し、勇気づけ笑わせ、軽やかに自分のやりたい方向や望む方向へとシフトし続ける人は、ちょっと他に見当たらないように思います。

それに彼のファンは真面目でまっすぐな若い男の子が多いように感じていて、そこもいいなと思うのです。ご本人は女子にモテることが至上の喜びみたいに書いているけど、(それも嘘ではないと思うけど)、実はそれさえも同性ウケを狙った発言のような気がしています(笑)。

親しみやすい語り口で、自分のフェイマスな部分やプロデューサー気質の部分をうまく使いながら、たくさんの人を触発し、今までの意識やフォーマットとは別の流れに乗りながら、日本と特に日本の悩める若男子を元気づけたいと思っている、凄い人だけど表面は優しいお兄ちゃんという印象かな。

でも個人的には『レボリューション』や、『自分が変われば世界が変わる』といった本のなかで、もしかしたら別の次元で彼はこんな風に生きているのかも…と思わせるような、孤高のシャーマン達と出会う本も私は好きです。彼らと出会っている時の元気君からは、普段は見せない彼の孤高の部分が微妙に透けている感じがするから。文句なく日本が世界に誇れる男子の一人。

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