2012年2月5日日曜日

映画『英国王のスピーチ』はセラピストやカウンセラー志望の方必見の映画

オスカー賞が話題になる時期ですが、去年のオスカー賞で大きな話題となっていたのが『英国王のスピーチ』でした。コリン・ファースが主演男優賞をとりましたね。
劇場公開時にご覧になった方も多いと思いますし、既にレンタルでもDVDが借りれるのでご覧になった方も多いと思います。


誰にでもお薦めできる映画ですが、特にセラピーやカウンセリング、癒しの場に関わっている・関わりたいと思っている人は必見の映画です。この作品は英国王室の実際にあったドラマを題材としており、吃音障害を抱えた内気なジョージ6世(ファース)が、兄エドワード8世の王位継承破棄によって王となり、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露するまでを描いたものです。生真面目でぶっきらぼうな態度の奥に一途さを持つ人物はコリン・ファースお得意のキャラクターですが、それでもこのジョージ6世役で賞をもらったのは納得でした。

ジョージ6世は言葉がうまく出ないので、心を開く前に怒りや情けなさで感情を爆発させることが多いのですが、なぜジョージ6世が吃音になったのか、誰にも解放することのできなかった彼の抑圧が、言語療法士のライオネルと心を通わせるうちに観る者にしだいに伝わってくるところが素晴らしいのです。彼が最後に見事なスピーチを果たすシーンは、素晴らしい感動があります。

ライオネル役のジェフリー・ラッシュの飄々とした味わいや、献身的な奥さんを演じるヘレナ=ボナム・カーターのチャーミングな魅力が軽やかさを失わせず一気に見せてしまいます。



ちなみにマドンナが自身の監督第二作で、ジョージ6世の兄にあたる、(「英国王~」では完全に残念な兄扱いの)エドワード8世とウォリス・シンプソンの“世紀の恋”を題材に撮って話題になっていますね!

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