2012年4月3日火曜日

ゴードン・スミスさんの本より

4月になりました。今月もどうぞよろしくお願いいたします。

ここしばらく私が読んでいた本は、イギリス最高のミディアムと呼ばれているゴードン・スミスさんの『なぜ、悪いことが起こってしまうのか?』でした。ゴードンさんの本は過去にも紹介していますが、この新刊ほうが内容としてはグッとスピリチュアルな感じがしました。

ゴードンさんのようにミディアムという職業に就いていると、死を通して「なぜ、こんなことがあの人に・あの子に・自分に起こるのだろうか」という体験をした人たちにたくさん出会うと思います。

そのことについて、ゴードンさんなりの考えを書いていらっしゃる内容です(おそらくイギリスのスピリチュアル・チャーチの背景などもあるかも知れません)。

決して難しいことが書いてある訳ではないのですが、実はちょっと読みづらい(読むのが辛いのではなく、文章が入ってきにくい)本で、私なりにまとめてみますと、まず、人生には「変えられる」ことと「変えられない」ことがあり、「変えられない」ことはどうしたって変えられるものではなく、それは「起きてしまう」という前提がゴードンさんの考えとしてあるように思いました。

時に人生には選択の余地がなく、予想もしていない、望んでもいなかったようなことが起こることがあり、これをゴードンさんはカルマと呼んでいるのですが、カルマは大きく分けると二種類あり、

一つは、日常生活での小さな行動が積み重なり、結果的に大きくなっていくカルマ(これは、霊的成長をめざし、恐れで目を曇らせず物事を俯瞰で見る習慣を持てば変えていける可能性があったと言えますね)。

そしてもう一つは、私たちが抗うことのできない大きな力。国のカルマや民族のカルマがあると考えていらっしゃるようです。これは変えていくことができないカルマで、このカルマにつかまったら決してそこから離れることはできないと書いてあります。

そして、時に人は後者のカルマを前者のカルマであるかのように、「あの時、ああしていれば」「あの時、ああしなければ」「私が悪いからだ」「罰だ」などと考えることがある、と。
もし「あの時、ああしていれば」「あの時、ああしなければ」という思いを抱くときは、その出来事の起こる最初のタイムラインがどこから始まっているかを冷静に考えて欲しいそうです(国のカルマ・民族のカルマというところにたどり着くことも多いのではないかと思います)。

また、罰だと思う気持ちやなぜあの人に・自分にこんなことが起こるのだという思いに縛られて生きるのではなく、これは国・民族のカルマを燃やしていくなかで起こったことなのだ、私達の魂はより成長し上昇していくことを目指しており、私達は霊的に成長するためにここにやってきた、自分はこの出来事から偉大な魂として成長していく機会を与えられたのだと思って生きていって欲しい…、

そして、変えられないことがあるからと言ってネガティブな運命論者にならないで欲しい、常に選択できることはたくさんあるし、変えられるものもたくさんあるのだから…というのが、ゴードンさんの願いであるように思いました。

また、「いやな予感」が本当に霊的なメッセージなのかを見分けるには、日ごろから恐れに縛られないようにすることが大事だと書いてあります。いやな予感は、心のなかにある「こんなことが起きてしまったらどうしよう…」という思いが多分に影響するので、日ごろから起こるかどうかもわからないことで恐れを抱かないようにしていると、クリアになったぶん霊的な予兆がバシッと入ってきやすくなるそうです。また、スピリットからのメッセージは驚くべきシンクロ現象を伴うとも書いてあります。

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